うちのスクールにはバレエと新体操を両方やっている子がいます。過去にもいました。その子たちは幼稚園の頃からバレエをやっています。
たくさんの子供の中でバレエをやっている子はすぐにわかりますね。その特徴から考えてみたいと思います。
柔らかい
柔らかいというのはバレエをやっていなくても柔らかい子はたくさんいます。新体操でもそこそこ柔らかくなりますがバーレッスンがやはり強いです。幼稚園の頃から地道にバーレッスンをやってきただけあって正しいポジションの柔らかさというのでしょうか。
骨盤が立っていて、脚が外旋できていて、、言い出すときりがありません。また後日バーレッスンについては書きたいと思います。
つま先まできちんと伸びている
こちらも日ごろのバーレッスンおかげでしょうか。バレエは手具を使いませんので体で魅せなくてはいけません。つま先が伸びているのは基本ですね。バーレッスンでタンジュという基本の動きがあります。
【タンジュまたはタンデュ:Tendu】とは足の裏を床につけたまま、つま先を伸ばして前後左右に出す動き。
新体操でもタンジュという動きはとても重要です。長女が競技会レッスンを受けた時にいつもと違うコーチのレッスンを受けたのですがそのコーチはバレエ用語をたくさん使うコーチでした。「この動きはタンジュからの動きだからつま先はこう」みたいな指導をうけました。
1年半ほど前からバレエ教室のジャズダンスに通う長女はバレエ用語は簡単なものならばわかりますし簡単なバーレッスンも受けていますので「なるほど」と思う事が多かったようです。でも今まで何年もタンジュなどわからずに要は適当にやっていたわけですからつま先は汚かっただろうし内股に入っていたと思います。
なのでバレエをやっている子は当たり前のようにできていることなのです。タンジュに例えましたが実はそのような動きはたくさんあると思います。
ルルベが高い
ルルベの高さは競技会など採点の時に重要になってきます。幼稚園の頃は「背伸びして~」なんて教えてもらったかもしれません。高さが重要だなんてその頃は思いもしませんでいた。
【ルルベ:Releve】とは背伸びをしてつま先立ちになった状態。
ルルベの重心も基本からやっておかないと後で修正するのは苦労します。長女は極度の内股なので5番ルルベも今までずーっと内股気味で重心も5本の指に均等に乗っていませんでした。
はっきり言って週一の新体操では手具の操作で一生懸命なのもありそこまでできません!そうなんですよ。なので別でバレエをやっている子はそこを学ぶわけですから敵いませんね。
首が伸びて肩が上がっていない
こちらもバレエをやっている子の特徴です。バーレッスンでは脚だけではなく腕の動かし方も重要です。肩は下がってなで肩で首が長いのがバレリーナの特徴でもありますよね。
またしても長女なんですが、首は長くてなで肩です!が、一生懸命になればなるほど肩が上がってきてしまうのです。癖になっちゃってるところがありまして、競技会レッスンでも散々注意をされて凹んでおりました。
小さい頃から癖をつけておくと楽だなと思います。ちなみに次女も肩が上がります。
動作が美しい
バレエは手の動きに合わせて目線をつけることが大切です。背中の表情を作るなど、たとえ後ろを向いていても目線の使い方次第で踊りに違いが出てきます。
このあたりも自然にできてしまっているようで。。。美しい動きだなと。目線が自然に指先に行ったりできちゃいますから。必ずしもその動作が新体操に必要なのかという事は別にして美しく魅せるという気持ちでやっている事が重要ではないでしょうか。
まとめ
バレエというのはすべての踊りの基本です。例えばヒップホップダンサーになりたくてもバレエを一度はどこかでやっておく必要があるのです。
新体操のレッスンにバーレッスンを取り入れているところもありますよね。ただバーレッスンをやるだけでよいかというとそうでもないかなと私は思います。表現力をつけるにはやはりバレエやジャズダンスを習ったりすることも必要ではないかなと思います。
お金に余裕があって真剣に新体操の道を考えている方は小さい頃からバレエをやることはプラスになります。高学年くらいの子でしたらバーレッスンをやってくれるジャズダンスもよいと私は思います。なぜならダンスではアイソレーションというのをやりますのでそれも新体操に役立ちます。長女が競技会で唯一褒められた部分でもあります!またアイソレーションのことも詳しく書きたいと思います。
こちらの記事も週一回の新体操の習い事という目線で書いてます。